カートとはどんなもの?
イメージしやすく大雑把に表現すると、遊園地等にあるゴーカートの速くなったものです。鉄パイプのフレームに、タイヤ、エンジン、シート等必要最低限のものだけがついています。人が行う操作は右足でアクセル、左足でブレーキ、ハンドル操作、この3つだけです。
どれくらいスピードが出るの?
カートにもさまざまな種類がありそれぞれまちまちですが、一般的なもので80~100キロほどのスピードが出ます。さらに一般の自動車と比べて座る位置がかなり低く、目線が地面に近いので体感スピードは実際のスピードの2倍~3倍、つまり200キロを超えるスピードを体感することになります。 そんなスピードは怖い!と思ったそこのあなた!心配はいりません。カートは車体が小さく相対的に道が広くなること、そしてカートを走らせるサーキットは見通しがきき広く感じることから、怖いと思う事はほとんどないと思います。高速道路でも二車線しかない首都高速で80キロで走るのと、4車線の東名高速で同じ80キロで走るのではスピード感が全く違いますよね!
自動車免許はいるの?
レーシングカート、レンタルカートの走行に自動車免許はいりません!一般道を走るのではなく専用のサーキットを走行するので免許証は不要なのです。レーシングカートライセンスも存在しますがレースに参加するときに必要になるものなので初めから持っていなくても大丈夫です。しかしながら、免許がいらないからといってめちゃくちゃな走行をしてOKということではありません。レーシングカートも立派なスポーツです。走行の際はスタッフの説明をしっかりと聞いてルールとマナーを守り安全で楽しく走行しましょう!
何歳から乗れるの?
小さいお子様ですと4歳から走れます。カートは専用サイズのキッズカートです!4歳くらいのお子様ですといきなりコースデビューは難しいので基本操作を教えてくれるスクールに通うか、サーキットデビューの前にサーキットのパドックに場所を作り練習したりします。成長して大きくなるにしたがってカートのサイズが変わっていきます。小学2年生くらいからはひとまわり大きいジュニアカート。小学生高学年くらいから大人サイズのカートになります。カートのサイズ変更はいずれにせよ、身長や体重しだいなので体にあったカートを選んであげます。
どこで走るの?
カートはどこで走るのでしょうか?もちろん一般道を走ることはできません!F1などのレーシングカーも一般道は走らず、専用のサーキットで走っていますよね?それと同じでカートもカート用のサーキットというものが全国各地に点在しています。そこにカートを持って行って走ります。種類によってはF1が走るような車用の大きなコースを走るものもあります。
どんな種類があるの?
ひとくくりにカートと言っても様々な種類があります。
レンタルカート
レンタカーのような感覚で、10分2,000円や20周1,500円など、本当にゴーカートのようなシステムで乗ることができるカートです。レンタルカート場に長ズボンとスニーカーを履いてお財布を持って行けば乗れてしまう一番手軽なカートです。ただスピード自体は後に説明するスプリントカートに比べるとかなり遅く、60キロ前後しか出ません。全くカートに乗った経験のない方はまずレンタルカートに乗ってみてはいかがでしょうか?
スプリントカート
いわゆるレーシングカートというとこれをさすことが多いです。カートの中でも中枢を担っており、レースの数や競技人口もこれが一番多いです。基本的には自分でカートを所有して、それをコースに持っていき走行代をサーキットに払って走ります。レンタルカートと比べると自分で準備しなければならないものは相当多くなりますのでイニシャルコストはそこそこの金額にはなりますが、一度買ってしまえば6,000円~10,000円程度で1日(約6時間?)走ることができます。なによりレンタルカートと比べてスピードも速いですし、ローカル規模から全日本選手権といったレースも多く開催されています。将来プロドライバーになりたい!という若者や、カートでレースに出て楽しみたい!というおじさん等、当ショップにも多くのチーム員の方が在籍しています。 いきなりカートを買うのはちょっと…でもレンタルカートじゃ物足りない!という方に向けて、当店ではレンタルレーシングカートというものも行っております。こちらはレンタルカートのように持ち物はほとんど必要ありません。手ぶらでレーシングカートを体験できますよ! 詳しくはマシンレンタルのページのページをご覧ください。
サーキットカート
スーパーカートと呼ばれるものが代表的です。これはカートコースではなく車用のサーキットで走るカートで、カートと呼ばれるもののなかで最もスピードが出ます。最高速は200キロ超え!スピードがかなり出るのでスプリントカート等ではあまり考えなかった空力という要素がからんできます。写真を見てもおわかりかと思いますが、空気抵抗を減らす為にカート全体がカウルで覆われています。サーキットカートはカートコースではなく、数年前までF1を開催していた富士スピードウェイや、筑波サーキット、ツインリンクもてぎ等のコースを走ります。 こちらは神奈川県にある系列店の方で力を入れています。
スポーツカート
レンタルカートとレーシングカートの中間に位置する第3のカートで、ここ数年盛り上がりを見せているカテゴリーです。レンタルカートに使われている4ストローク汎用エンジンを、レーシングカートの軽いフレームに搭載しており、適度なスピード感とランニングコストの安さが注目されています。レンタルカートでは物足りないけど、レーシングカートまでは…という方にお勧めです。 レースは主に耐久形式が多く、仲間とチームを組んで戦います。各地のカートコースやレンタルコースで独自の耐久シリーズが開催されています。またF1のように各地を転戦する『オートスポーツ・スポーツカート耐久シリーズ』や、 年に一度開催される日本一決定戦『レンタルカートフェスティバル』なども存在します。さらに4輪が走るフルスケールのサーキットで開催される『K-TAI』や各地を転戦する『ジャパンカートカップ』など、憧れのサーキットで走行できるカテゴリーも存在します。 複数人で闘うことからカートを共同で所有することが多く、初期投資も安く済むのも特徴です。当店ではガレージ保管サービスの他、スポーツカート制作も請け負っています。またサーキット秋ヶ瀬でチャンオンを獲得したマシンをレンタルし、レースに出場することもできます。詳しくはマシンレンタルのページをご覧ください。